野老朝雄×noizによる企画展「DISCONNECT/CONNECT」が
INAXライブミュージアムにて開催

▲(図版1) RHOMBUS WORKS 【JAGGED】部分 野老朝雄、2020、タイル、 1辺100mm、撮影:梶原敏英

愛知県常滑市のINAXライブミュージアムでは、展覧会「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」が2021年4月24日(土)から10月12日(火)まで開催される。

2020年夏にオンラインで開催されたLIXILギャラリーの展覧会「CONNECT/DISCONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」。

これに続き、美術家の野老朝雄と建築デザイン事務所 noizが再びタッグを結成。土で囲まれた実空間であるINAXライブミュージアムでの展覧会が実現する。

▲図版2) RHOMBUS WORKS【JAGGED】 野老朝雄、2020、タイル、 φ770mm 撮影:梶原敏英 *図版1と同じ。12角形に組み替えたもの。

オンライン展のタイトルは、紋様の創作をとおして多種多様な関係性を築こうとする野老のテーマ「つなげる」から命名。コロナ禍で一旦途切れたものの、再びつなげるとし、同展ではタイトルの語順を逆転させている。

野老の作品といえば、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインが広く知られている。同氏は、シンプルな図形で平面を隙間なく埋め尽くす「タイリング」の世界で、幾何学による無限の連続性やさまざまな展開性を特徴とする野老紋様を数多く生み出してきた。

▲(図版3) INTERTWINED 野老朝雄、2020、 タイル 撮影:梶原敏英

▲(図版4)オンライン展「CONNECT/DISCONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」の映像より パターンデザイン:野老朝雄、監修:noiz、 ヴィジュアルプログラミング:白木良、2020

そこで同展では、この野老紋様が建築素材である「タイル」と結びつく。「コンピュテーショナル・デザイン」の分野で建築界をリードするnoizとともに、両者が野老紋様のタイルを纏った造形を作り上げる。

▲(図版5)STEPS パターンデザイン:野老朝雄、 造形デザイン:野老朝雄、noiz 本展会場イメージより、提供:noiz

noizが手がける展示空間では、野老紋様独特のパターンやルールを活かしたタイルが多彩に展開。プログラミングにより生成した映像や音も織り込まれたダイナミックな環境で、まるで生きているかのように振舞う紋様とタイリングの妙、同館でしか体験できない美が楽しめるそうだ。End

▲野老朝雄

▲noiz

DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙

会期
2021年4月24日(土)~10月12日(火)
※4月24日は「記者発表」のため、同展のみ15:00で観覧終了
休館日
水曜日(祝日の場合は開館)
会場
INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室

関連イベント 「オンライン・オープニングトーク」

開催日時
2021年4月24日(土)17:00~18:30
登壇者
野老朝雄(美術家)、豊田啓介(建築家、noiz)
開催方法
YouTubeライブ配信を利用(参加無料)
申込方法
2021年4月22日(木)正午までに下記サイト内のEメールより申込みが必要
詳細
https://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/exhibition/disconnectconnect-asaotokolo-noiz/