紙パックを逆さにして容器ごと取り替え
新しいディスペンサーが登場

▲Photographer:Akihiro Yoshida

デザインオフィス nendo は、三菱商事パッケージング日本製紙のために、ハンドソープやシャンプー、ボディソープなど用の新しいディスペンサーをデザインした。

詰め替えの習慣は一般化しつつあるが、同じ容器を何度も繰り返して使うことは、衛生面での課題があり、さらに、プラスチック製リフィル容器の廃棄は環境破壊の要因にもなりうる。

このような問題を受けて、つねに清潔さを保ち、廃プラスチック対策にもつながるような容器ごと取り替えるディスペンサーをデザインした。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

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まず、牛乳に用いられるものと同じような形状の屋根型の紙パックを取り替え用の容器として利用し、直接ディスペンサーポンプを挿入する仕組みを作り上げた。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

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▲Photographer:Akihiro Yoshida

使用するときは、紙パックの開け口になっている部分を逆さにし、ディスペンサーポンプとカバーを上下から挟むようにして装着。紙パック入りのジュースにストローを差すように、ポンプを底面から差し込むだけである。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

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▲Photographer:Akihiro Yoshida

これにより、中身がこぼれる心配がなく、紙パックごと交換するので、容器に残った古い内容物に新しいものが混入する心配もないという。また、三角屋根が底になり、中央に液体が集まるので、最後まで使いきりやすくなっているそうだ。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

さらに、上下のカバーによって、繰り返しポンプを押しても圧力が分散して潰れにくくなっており、洗面所で紙パックがふやけたり、カビが発生したりすることを防ぐこともできるとしている。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

今回のポンプは、液体タイプと泡タイプ用の2種類、取り替え用の容器は250mlと400mlの2サイズを用意。一般的なパウチ式の詰め替え容器と異なり、箱型の形状は保管時に上積みも可能だ。End

▲Photographer:Akihiro Yoshida

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