弘前のりんごから着想を得た作品を展示
弘前れんが倉庫美術館に「りんご宇宙 ―Apple Cycle / Cosmic Seed」が開催

▲ケリス・ウィン・エヴァンス “….the Illuminating Gas” Exhibition view at Pirelli HangarBicocca, Milan, 2019.
Courtesy of the artist and Pirelli HangarBicocca, Milan Photo: Agostino Osio [参考図版]

青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館では、春夏プログラム「りんご宇宙 ―Apple Cycle / Cosmic Seed」が2021年4月10日(土)から8月29日(日)まで開催される。

同展では、イギリスのアーティストであるケリス・ウィン・エヴァンスが弘前のりんごから着想を得た新作を初公開。りんごをめぐる思考のプロセスをもとに制作された、高さ約7mの巨大な光の彫刻作品を披露する。

この作品を基点に、8人の現代アーティストの作品を展示。雨宮庸介タカノ綾和田礼治郎もこの場所に合わせた新作を発表する。

潘逸舟(ハン・イシュ)は、「弘前エクスチェンジ」でのリサーチやワークショップを通して制作した新作を公開。河口龍夫笹本晃ら各アーティストの代表作から近作を含め、絵画から映像、インスタレーション、パフォーマンスまで多様な作品群を楽しむことができる。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で展示が遅延していたジャン=ミシェル・オトニエルの新作コミッションワークがついに公開。直径2mにおよぶ大型のガラスの彫刻作品で、今後数年間にわたり受付カウンター横の階段前に長期展示される予定だ。

弘前市は全国の市町村の中でりんごの生産量が最も多く、国内有数のりんごの生産地として知られる。アーティストが地域コミュニティと関わるプロジェクト「弘前エクスチェンジ#03」では、りんごの研究に取り組む地元の機関・施設の活動を紹介し、研究者やりんごの生産者を招いたトークイベントやさまざまなプログラムを展開する。End

りんご宇宙 ―Apple Cycle / Cosmic Seed

会期
2021年4月10日(土)~8月29日(日)
時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
火曜日(祝日の場合は翌日に振替)
ただし4月27日(火)、5月4日(火)、8月3日(火)は開館
会場
弘前れんが倉庫美術館
詳細
https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/apple-cycle-cosmic-seed/