長崎県波佐見町の陶磁器メーカー中善に
建築家・吉田愛たちが監修した「カレー皿」登場

長崎県波佐見町の陶磁器メーカー「中善」のオリジナルブランド「zen to」は、タブラ奏者・ユザーンSUPPOSE DESIGN OFFICEを率いる建築家・吉田愛が監修した「カレー皿」を、2021年4月22日(木)より「zen to」オンラインショップおよびセレクトショップ「ブリック&モルタル」(東京・中目黒)にて発売する。

2020年にローンチした「zen to」は、ブランドディレクターに陶磁器デザイナー・エンジニア 阿部薫太郎を迎え、「多様な嗜好に応える、多彩な個性」をブランドコンセプトにしている。

ベンガル料理に特化したレシピ本「ベンガル料理はおいしい」を監修するなど、カレー作りに造詣が深いユザーンは、鮮やかなターコイズブルーの「仕切りが取れるカレー皿」を手がけた。

▲「仕切りが取れるカレー皿」

仕切りがひとつ着脱式になっており、いろいろ作った日は仕切りを付け、1種のカレー&付け合わせぐらいで済ませたい日は仕切りを外すことができる。また、皿の前後を逆にすることで、カレー多めが好みな人とライスをしっかり食べたい人のどちらにも対応できるようにもなっている。

また、吉田愛は、建築家として活動しながら、「会社と社会の健康」をコンセプトとした飲食店「社食堂」をオープンし、オリジナルメニュー「山椒キーマカレー」も開発。どんなカレーを盛り付けても「美味しい風景」を生み出し、機能がデザインとなるニュースタンダードな形が理想だという。

▲「plate 245」

そんな吉田が今回手がけた「plate 245」は、鉄粉入磁土のマットな質感を残した底面と、釉薬で仕上げた滑らかな質感のコントラストをもつカレー皿。

ソリッドな外側のカットに対して、内側にはスプーンの形に沿う曲率を用いた柔らかな曲線を施しており、自然な重なり具合が生まれるテーパーの角度により、スタッキングされた皿自体がキッチンを美しく彩る要素になるように設計されている。End

▲ユザーン

▲吉田愛