LEXUSは2021年3月30日（火）、今後のブランド変革に向けた取り組みについて「LEXUS CONCEPT REVEAL SHOW」を通じて発表し、新しいEVコンセプトカー「LF-Z Electrified」を公開した。

同車は、2025年までに実現することを見据えた走りやデザイン、先進技術を織り込んだ、LEXUSブランドの変革を象徴するEVコンセプトカー。新たな四輪駆動力制御技術「DIRECT4」を採用し、高トルクモーターの駆動力を自在に制御することで、ドライヤーの感性に寄り添った走りを目指している。

先進的なエクステリアは、低いノーズから後方にピークを持たせた滑らかなキャビンを中心に、連続するシルエットで全体のフォルムを構成。フロントタイヤからリヤタイヤへ淀みなく変化するドアの抑揚や、タイヤ周辺の張り出したフレア形状の艶やかな面造形など、躍動感のある走りを想起させるデザインとなっている。

一方、インテリアは、ブランド創業当初から根幹としてきた「人間中心」の思想をより高次元で具現化する新コンセプト「Tazuna」にもとづくコックピットを設計。天井のパノラマルーフには、開放感のあるロングガラスを採用し、前後の抜けの良さを強調している。

また、ドライバーの嗜好や行動特性を学習したAIがドライバーをつねにサポートしてくれ、ライフスタイルコンシェルジュとして、ルート案内やレストランの予約などを提案。パノラマルーフは調光ガラスを採用し、プライバシー確保や夜空を映すイルミネーションなどエンターテイメント機能を搭載しているそうだ。

なお、LEXUSは2024年3月に新たな事業拠点をToyota Technical Center Shimoyamaに開設。開発の中心となるLEXUS棟と、社外ビジネスパートナーと共創を図るためのメッセ棟を設けることにしている。

▲新施設全景イメージ（左：LEXUS棟　右：メッセ棟）

▲新施設イメージ（1階　ガレージ）

▲新施設イメージ（2階　オフィスエリア）

▲新施設イメージ（3階 デザインエリア）