NEWS | インテリア
2021.04.12 15:15
アメリカの若手インダストリアルデザイナー Joe Fentressが手がけた照明作品「The bend lamp」は、文字通り照明自体を折り曲げることができる柔軟な細長いランプである。管状のシンプルな外観で、全体に白いニット生地を施し、先端にはアルミ製のスイッチが取り付けられている。
ライトは私たちの周囲を明るく照らしてくれるが、同氏によれば、光はかつて生きるために必要だったものであり、やがて今日のように機能的なものへと移り変わっていったという。
そこでこのプロトタイピングは、改めてランプが本来もっている生きるための機能を取り戻そうという試みなのだそうだ。
ただまっすぐにしておけば、ふつうのフロアライトと変わらないかもしれないが、ユーザーの姿勢に合わせて手元のほうに折り曲げたり、あるいは体に巻き付けたりすることができる。
Fentressのねらいは、このように光が友だちのように私たちに寄り添い、ユーザーの心を温めてくれるなど、インタラクションをもたらすことなのである。