NHK×メディア・アート研究機関Ars Electronica Futurelabの企画展
「共鳴するメディア 8Kビジュアライゼーションの可能性」

▲Orbits / Quadrature (DE) / Fotocredit: Martin Hieslmair

NHKとオーストリア・リンツに拠点を置くメディア・アートの研究機関 アルス・エレクトロニカ・フューチャーラボ(Ars Electronica Futurelab)は、科学的および芸術的なアプローチで8Kの新たな可能性を紹介する企画展「共鳴するメディア 8Kビジュアライゼーションの可能性」を、東京・渋谷のNHKプラスクロスSHIBUYAで2021年3月31日(水)まで開催している。

8Kの超高解像度と臨場感を駆使し、今まで体験することができなかったディテールを可視化することで、新たな知識や気づきを提供したり、共感を生み出す表現が実現。先進的な科学者やアーティストは、この技術を用いてさまざまな視覚体験に挑戦しているという。

電子顕微鏡で覗いたような極小の粒、極大な群の世界をインタラクティブに楽しめる日本の若手アーティストによる8K作品や、人工衛星や宇宙ゴミの軌道を詩的に描いたドイツのアーティストグループの8K作品などが展示される。

▲Orbits / Quadrature (DE) / Fotocredit: Quadrature

また、8Kの極めてリアルな空間において、自然や環境、人々の記憶や物語を体験することで、その人と空間を共有しているかのような心のつながりも生まれるそうだ。

同展では、新たな世界を可視化し、人々の心や社会と共鳴するメディアである、8Kビジュアライゼーションの可能性を体感することができるだろう。

なお、2021年3月23日(火)には、ガイドツアープログラム「Ars Electronica Home Delivery」において、同展に関するバーチャルツアーをライブ配信。

インフォグラフィックデザイナーの山辺真幸らが出演するほか、同ラボのアーティスト・リサーチャーの清水陽子がモデレーターを務め、ジャーナリズムや科学、アートの分野での8K技術の革新的な可能性についてディスカッションが行われる。End

企画展「共鳴するメディア 8Kビジュアライゼーションの可能性」

会期
2021年3月14(日)~3月31日(水)
11:00~18:30(最終入場 18:00)
会場
NHKプラスクロスSHIBUYA(渋谷スクランブルスクエア 14F)
詳細
https://www.nhk.or.jp/plusx/event/kyoumei/