「東京ビエンナーレ2020/2021」開催決定
東京でしかできない体験の共有を目指す

2020年に新型コロナウイルスの影響で開催延期となった「東京ビエンナーレ2020」は、名称を「東京ビエンナーレ2020/2021」と改めて、2021年7月10日(土)から9月5日(日)にかけて開催することが発表された。

今回は、2020年の延期を乗り越え開催する芸術祭を目指して、テーマを「見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」に決定。アートのためのイベントではなく、市民レベルの「新たな体験の共有」へのチャレンジになるという。

さらに、東京ビエンナーレの活動コンセプトである「歴史と未来」「教育」「幸福感」「回復力」は、コロナ禍にあってより一層重要になっているとして、創造的な活動を広げるフレームを構築しながら、東京の街の特性を生かした会場構成と東京でしかできない体験を提供するそうだ。

また、アーツプロジェクト、公募プロジェクト、ソーシャルプロジェクトの3つのプロジェクトで構成され、3月16日現在で全63組が参加予定。ARなどの技術も取り入れて展開するとしている。

総合ディレクターの中村政人と小池一子は、開催宣言のなかで、「『東京ビエンナーレ』は『新しいフレームや仕組みを実験する場』です。その新たなフレームには感染症対策も、もちろん含まれます。こんな時期だからこそ、より自覚的に、『自分たちの文化を、自分たちの場所でつくっていく』ことに挑みたいと思います」と語っている。End

東京ビエンナーレ2020/2021

会期
2021年7月10日(土)~9月5日(日)
※会期は変更になる場合あり
会場
東京都⼼北東エリア各所(千代⽥区、中央区、⽂京区、台東区の4 区にまたがるエリア)
詳細
https://tokyobiennale.jp/