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2021.03.16 15:45
近畿大学は2022年4月、同大学15番目の学部として、大阪・東大阪キャンパスに「情報学部」を開設する。
Society 5.0の実現に向けて第4次産業革命(IoT、ビッグデータ、AIなどの技術革新)が進展するなか、この情報学部では、社会から求められているAI活用やデータ分析、サイバーセキュリティ対策などを扱う先端IT人材の育成を目指すという。
カリキュラムは、社会のニーズに応える情報技術者としてふさわしい問題発見能力、制約のなかで他者と協調しながら問題を解決する能力、情報分野における幅広い専門技術の知識とそれらを問題解決に応用できる能力、システム構想・設計力、プログラミング能力、国際的に通用する英語コミュニケーション能力と技術者倫理を身につけた人材の育成を想定。
高度な専門教育を体系的かつ組織的に行い、学生が情報学に関する幅広い分野のなかから系統的に学べるように、「知能システム」「サイバーセキュリティ」「実世界コンピューティング」の3コースを設置する。
学部長には、コンピュータエンタテインメントの第一人者で、元ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役 会長 兼グループCEOの久夛良木健が就任する予定だ。
また、同学部の開設を見据えて、2020年4月には、情報に関わる新技術の調査研究およびICT技術の教育方法の調査研究と、研究の成果を社会実装に結びつけるコネクター育成を目指す近畿大学情報学研究所を開設しており、所長はドワンゴ代表取締役社長の夏野剛が務めている。