生物の進化から創造性を紐解くNOSIGNER・太刀川英輔の新刊書「進化思考――生き残るコンセプトをつくる『変異と適応』」が、島根県海士町の新しい出版社・海士の風より2021年4月21日（水）に発売される。

同書は、創造性教育を探求し始め、NOSIGNERとなって15年、進化に宿る叡智を研究し始めて6年、進化思考を世界中の大企業や大学などで教え始め、本を書き始めて3年という、太刀川の進化思考に関する探求を詰め込んだ著作である。

「進化思考」とは、生物の進化のように「変異」と「適応」という2つのプロセスを繰り返すことで、本来どの人にもある創造性を発揮する思考法であるという。生物や自然を学ぶことで、創造性の本質を見出し、体系化することを目指したそうだ。

およそ500ページのなかには、生物学の起源、進化論の系譜、ノーベル賞級の発見や歴史的発明、デザイン、アートなど、150点の写真・図版を収録。読みながら実践できる50個の進化ワークも収められている。

23万字の超絶ボリュームの本であり、まさに「創造性大全」と呼ぶにふさわしい一冊。人間に宿る捉えどころのない「創造性」の本性を、よりよく理解することができるだろう。