ロフトワークは、広島県と共同で、同県内の事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクト「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021」を2021年3月8日（月）より開始した。

広島県は「イノベーション立県」を掲げており、持続可能な経済社会を実現するために、新たな価値やサービスが現れるイノベーション・エコシステムの構築に向けた取組の一環として、「ひろしまサンドボックス」の取り組みを2018 年から実施してきた。

この動きに加え、「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE」を通して、イノベーションの原動力となる「クリエイティブな人材」を広く求め、県内事業者との共創により、創造性豊かな広島発のクリエイティブを発信することを目指している。

今回のテーマは「街なかをピースにするデザイン」。原爆の投下から75 年が経ち、壊滅的な状況から復興を成し遂げた平和拠点として世界中から認知される広島県は、これからも平和に貢献していく使命があると考えている。

そこで、広島デザインについて考えていくうえでも、「平和」というキーワードを不可欠な要素＝「piece (ピース)」とし、テーマの中心に「Peace（平和）」を据えて、世界に発信できる街なかの空間や設置物等の開発に挑むことがねらいとなる。

▲イベントイメージ

現在は広島県内の参加事業者を募集中で、4月12日（月）からはクリエイターの募集を開始する予定だ。

▲スケジュールは変更になる可能性あり

審査員およびアドバイザーとして、デザイナーの深澤直人、建築家の谷尻誠・吉田愛（SUPPOSE DESIGN OFFICE）、編集者の柴田隆寛ら、世界を舞台に活躍するクリエイターを迎え、広くアイデアを募集する。

▲審査員長：深澤直人（デザイナー）

▲谷尻誠・吉田愛（SUPPOSE DESIGN OFFICE）

▲柴田隆寛（編集者）