NEWS | ファッション
2021.03.08 14:00
ファッションブランド YUIMA NAKAZATOは、テクノロジーとクラフトマンシップを融合した、クチュールの精神を継承する製品「TYPE-1」を2021年3月17日(水)に日本国内外で発売する。
その第1弾となるのはハーフスリーブニットで、針と糸を使用せずに衣服を生成し、着る人に合わせて無限に拡張させるYUIMA NAKAZATO独自の技術「TYPE-1」システムを用いたウェアとなる。
襟や袖、裾元などの付属・交換用パーツを自在に組み合わせることができるので、つねに新鮮で自分らしい1着を楽しめ、さらにこの技術や製品を通して、1点物の服を多くの人に提供できるようになる。
また、劣化しやすい襟周りなどを交換することで長く着続けることができ、交換した後に不要になったニット製品は回収して、糸を解いて別の製品に再生する循環システムとするほか、コンピューターでプログラミングして3Dニッティングマシーンで生産することにより、生産時のロスをできる限り出さない工程を実現する。
生地には害虫が少ない標高の高い地域で栽培された、ウズベキスタン産のオーガニックコットンを採用。付属パーツのなかには、1813年に作られたビンテージ織り機を使い、北フランスのコードリーで生産されたレースを使用。群馬県桐生市の工場に眠る着物の帯用国産シルク糸を複数色撚り合わせて作った糸で手編みした付属パーツもあるという。
「TYPE-1」の名前の由来は、YUIMA NAKAZATOが培ってきた技術名であるだけでなく、「世界でたった1着の服」と「進化を続けていくその第一歩目」という2つの意味を込めているそうだ。