使う人の視点で優れた商品デザインを広くユーザーから集め、商品化をめざすコクヨ主催の国際コンペティション「コクヨデザインアワード 2021」がいよいよ大詰めを迎えている。

これまで、「カドケシ」「なまえのないえのぐ」「本当の定規」など、19個の受賞作品を商品化してきたコクヨデザインアワード。応募者のさまざまなアイデアをカタチにしてきたアワードである。

今回のテーマは「POST-NORMAL」。何も準備をしないまま世界が新しくなり、たくさんのアイデアが生まれては消えていくなか、身の回りのモノにあらためて向き合い、長く、広く、愛され続けることの価値を見つめて、細部まで考え抜かれたプロダクトが求められた。

2020年12月には10組のファイナリストが決定。最終審査は2021年3月13日（土）に行われ、同日に開催される表彰式にてグランプリと優秀賞が決定することになっている。

当日は2部構成となっており、14:30からは第1部・ファイナリストプレゼンテーション（最終審査会）が行われ、18:30からは第2部・受賞作品発表＆審査員トークショーが開催される予定だ。

なお、これらのイベントは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて一般来場を行わず、コクヨデザインアワードYouTubeチャンネルにてライブ配信を実施。

トークショーには審査員を務めた植原亮輔（KIGI 代表／アートディレクター・クリエイティブディレクター）、川村真司（Whatever／チーフクリエイティブオフィサー）、田根剛（Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表／建築家）、柳原照弘（デザイナー）、渡邉良重（KIGI／アートディレクター・デザイナー）、黒田英邦（コクヨ株式会社 代表取締役社長）の6名が登壇する。

また、公式の賞であるグランプリと優秀賞のほかに、コクヨデザインアワードを応援する人たちのオンライン投票による「オーディエンス賞」を設置。3月13日当日にファイナリスト作品紹介＆投票ページがアナウンスされるので、配信を見ながらぜひこの投票に参加してみよう。