隈研吾、東京国立近代美術館で大規模展
「隈研吾展 新しい公共性をつくるための🐱の5原則」開催

▲オドゥンパザル近代美術館(トルコ) 2019 ©Erieta Attali

東京国立近代美術館では、「隈研吾展 新しい公共性をつくるための🐱の5原則」2021年6月18日(金)から9月26日(日)まで開催する。

米TIME誌にて「2019年世界で訪れるべき最も素晴らしい場所100選」に選ばれた「V&Aダンディー」や「国立競技場」の設計に参画してきた、現代日本を代表する建築家・隈研吾

同展では、世界各国に点在する隈作品の中から、公共性の高い68件の建築を隈が考える5原則「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」に分類し、建築模型や写真やモックアップ(部分の原寸模型)などを展示。映像作品や前庭に展示されるトレーラーハウスを含めた合計74件を通じて、隈の世界を紹介する。

▲雲の上の図書館 / YURURIゆすはら 2018
©Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

▲高輪ゲートウェイ駅 2020 ©東日本旅客鉄道株式会社

▲La Kagu 2014 ©SS Co., Ltd

章解説や作品解説はすべて隈本人が手がけるほか、瀧本幹也藤井光など第一線で活躍するアーティストによる映像作品で隈建築をさまざまな観点から見る空間を用意。

▲瀧本幹也 (梼原のインスタレーションのためのプラン) 2020 ©Mikiya Takimoto

▲アオーレ長岡 2012 ©by FUJITSUKA Mitsumasa

360度VRなどの体感要素、さらにはTakramと協働したネコの視点から都市での生活を見直すリサーチプロジェクト「東京計画2020(ニャンニャン) ネコちゃん建築の5656(ゴロゴロ)原則」も発表する。

▲隈研吾×Takram 東京計画2020:ネコちゃん建築の5656原則 2020 
©Kengo Kuma and Associates ©Takram

▲隈研吾×Takram 東京計画2020:ネコちゃん建築の5656原則 2020 
©Kengo Kuma and Associates ©Takram

コロナ禍というきわめて難しい時代だが、新しい公共性や未来の都市のあり方について考える機会を提供する内容となっている。End

隈研吾展 新しい公共性をつくるための🐱の5原則

会期
2021年6月18日(金)~9月26日(日)
10:00~17:00/金・土 10:00~21:00(入館は閉館30分前まで)
休館日
月曜日(ただし7月26日、8月2日、8月9日、8月30日、9月20 日は開館)、8月10 日(火)、9月21日(火)
会場
東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
詳細
https://kumakengo2020.jp/