スコット・バークンによる書籍
「デザインはどのように世界をつくるのか」

フィルムアート社は、スコット・バークン(Scott Berkun)による書籍「デザインはどのように世界をつくるのか」(千葉敏生訳)を2021年3月4日(木)より発売する。240ページで価格は2,000円(税別)となっている。

著者は、マイクロソフトでシステムやウェブサイト、ユーザー・インターフェースなどのデザインを多数手がけてきた元マネジャー。

私たちの身の回りにある製品やシステム、都市計画などを「デザイン」というレンズで見つめ、失敗や成功の理由を説明。そこには、より民主的な社会をつくるためのヒントがたくさん詰まっているという。

すべての章はコンパクトで読みやすくまとめられており、「つくることとデザインすることの違い」「よいデザインとは?」「誰だって何かをデザインしている」「デザインはデザイン・チームの映し鏡」「解決策は問題を生み出す」といった章タイトルが示すように、各章において深い議論を展開。

「デザイン思考」「ソーシャルデザイン」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「顧客中心主義」など、現在話題に上がっているデザイン用語を冷静に見つめ直すきっかけにもなるそうだ。

また、読者が身の回りの世界を見つめ直すいい道具となる「デザイン・チェックリスト」や、より深くデザインの世界を知るための参考資料のリストも用意。多くの読者に世界を広げるための入り口を提供する一冊となっている。End