PROMOTION | コンペ情報 / プロダクト
2021.03.04 15:23
ロフトワークは、一般社団法人 全国木材組合連合会の後援・林野庁補助事業の支援のもと、国産材の需要創出・利用拡大を支援するプロジェクト「WOOD CHANGE CHALLENGE(ウッド チェンジ チャレンジ)」を立ち上げている。
プロジェクトの中心となるのは、国産材を活用するアイデアアワード「WOOD CHANGE AWARD」と、異分野のクリエイターが集結したプロトタイピング・イベント「WOOD CHANGE CAMP」の2部門で、いずれも2020年11月から取り組んできた。
「WOOD CHANGE AWARD」では、国内外より未発表の作品やプロトタイプ、コンセプトスケッチやサービスまで、幅広くアイデアを募集。普段から木材を扱う職業に従事している人だけではなく、グラフィックデザイナーや映像作家、アニメーター、学生、主婦など、多方面から100を超える応募作品が集まった。
そしてこのほど、永山祐子、秋吉浩気、佐藤ねじ、若杉浩一といった建築家やアートディレクターなど審査員4名による厳正な審査が行われ、合計6作品がゴールド、シルバー、ブロンズ、ピックアップ賞に選出された。
ゴールドを受賞したのは、森林・林業への関心を高めながら、こんな森があったらいいよねという想いを共有・実現する場となる、現役の林業従事者が開催する「もりのがっこう (仮)」を創立するアイデア。
シルバーには、木材の吸湿性を利用した、相対湿度の変化に応じて晴天時には閉じ、雨天時には開くファサードシステム「Hygrosensitive Shape-Shifting Facade」が選ばれた。
ブロンズには、林業で使用されるスギ、ヒノキ、ウバメガシの苗を家庭で育て、山に植えてもらい、同じ山で育った木が製品となって手元に戻るサービス「戻り苗」のアイデアが受賞。そのほか、ピックアップ賞3作品が選出され、新たな国産材活用の可能性を広げる結果となった。
これらの受賞作品は、2021年3月5日(金)から3月18日(木)まで、東京・代官山 蔦屋書店にて展示(一部作品はタブレット端末やパネルにて展示)。これに合わせて、「WOOD CHANGE CAMP」作品の展示も行う。
今回の「WOOD CHANGE CAMP」では、オンラインでの活動を中心に、3チームに分かれてアイデアのプロトタイプ制作を行ったという。
木工の経験や実績は問わず、「木に何らかの可能性やモチベーションを感じている」ことだけを条件に選考を突破した「公募クリエイター」のほか、「広告」編集長の小野直紀と建築家の元木大輔が「メンター」を担当、さらに木の扱いや加工に詳しい「木のディレクター」が参加して、スペシャルチームを結成した。
各チームは、2021年1月上旬に渋谷FabCafeで活動をスタート。約40日間をかけてアイデアのアウトプットに磨きをかけ、3月5日にオンラインで実施されるアワード授賞式内でプレゼン大会も実施し、この3チームのなかから一般投票によりBEST CAMP賞が決定する。
なお、このオンラインでの授賞式&トークイベントは事前参加申し込みが必要。また、CAMP一般投票は、こちらのサイトにて投票できる(ログイン不要)。授賞式イベントでのプレゼンテーション終了後となる同日19時まで投票を受け付けている。
WOOD CHANGE AWARD/WOOD CHANGE CAMP 作品展示会
- 会期
- 2021年3月5日(金)~3月18日(木)
※一部作品はタブレット端末/パネルで展示 - 会場
- 代官山 蔦屋書店
- 詳細
- https://awrd.com/award/woodchangeaward
- 開催日時
- 2021年3月5日(金)18:00~20:00
- 開催方法
- オンライン(下記サイトより事前参加申込が必要)
- 詳細
- https://fabcafe.com/jp/events/tokyo/wood-change-challenge-award-ceremony/