日本最大級の商業リゾート施設「VISON（ヴィソン）」が三重県多気町に開業する。第1期オープンは2021年4月29日（木）で、その後同年7月にかけて3段階に分けて順次オープンする。

同施設は、「三重故郷創生プロジェクト」（アクアイグニス、イオンタウン、ファーストブラザーズ、ロート製薬による合同会社）を中心に、三重県・多気町・地元大学とともに産学官連携で事業に取り組む地方創生プロジェクトによるもの。東京ドーム24個分（約119ha）の広大な敷地には、約50店舗が出店するという。

第1期となる4月には、ミシュランガイドパリ1つ星シェフ 手島竜司が監修する産直市場「マルシェ・ヴィソン」や、パティシエ 辻口博啓が監修するスイーツヴィレッジ、猿田彦珈琲のカフェなどがオープン。

6月5日（土）の第2期オープンでは、三重大学とロート製薬による、本草学とゆかりの深い多気町ならではの薬草湯の温浴施設や、木育エリア「kiond（キオンド）」が提供される。第3期のグランドオープンとなる7月20日（火）には、H.I.S.ホテルホールディングスと住友林業による宿泊施設が開業。

和食文化を発信する食のエリア「和ヴィソン」および道具のエリア「アトリエ・ヴィソン」、スペイン・サンセバスチャン市のバルが出店する「サンセバスチャン通り」、さらには、ミナ ペルホネン、D&DEPARTMENT、くるみの木などのライフスタイルショップ、マルコメの糀カフェなども登場する。

また、キユーピーと協力して運営する農園エリアでは、愛農会会長の村上真平監修によるサスティナブルなオーガニック農園を展開。イタリア料理人・奥田政行監修の農園レストランも併設する。

なお、VISONは全国初となるスマートインターチェンジ直結の民間施設で、4月29日15時に伊勢自動車道の「多気ヴィソンスマートインターチェンジ」が開通する予定。上り線（名古屋方面）出口から直接アクセスできるそうだ。