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2021.02.18 14:30
FRONTEOは、AGCとともに開発した製造業における技能伝承や、企業内での組織知形成に役立つAIナレッジシェアシステム「匠KIBIT」(商標出願中)の販売を開始した。
FRONTEOは2017年よりAGCとともに、FRONTEOが保有する言語解析AIエンジン「KIBIT(キビット)」を活用した技能伝承システムの開発を進め、2020年7月に匠KIBITとして発表。
匠KIBITは製造業における熟練技術者の知見を組織知として蓄積するシステムで、作業や業務を遂行する上で助けを必要としている技術者が質問を入力すると、既に蓄積されている熟練技術者の知識の中から、質問者に必要な知見を参照することができる。
そして、熟練技術者が試行錯誤を通じて生みだしたノウハウや、生産計画や工程における工夫など、経験のなかで培ってきた暗黙知を組織知とするだけでなく、組織内でのナレッジシェアという文化形成にも役立つとしている。
現在、匠KIBITが対応している問い合わせ数は多い日で約40件にのぼり、有識者・熟練技術者の貴重な労力をAIで代替することができているそうだ。