NEWS | グラフィック / フード・食
2021.02.18 15:45
2018年に廃業となった沖縄県宮古島・千代泉酒造所の泡盛を復活させる「誇酒プロジェクト」による、「31/32 Chiyoizumi distillery 1948-2018- No.31」のコーポレートアイデンティティを、クリエイティブスタジオ「BARBE」が手掛けた。
地元住民に親しまれ、飲み継がれていた「千代泉酒造所の泡盛」だが、廃屋となった酒造所の蔵にわずかに残った泡盛を発見。そのお酒に新たな命を吹き込みつつ、泡盛文化を見つめ直すプロジェクトが始動したという。
デザインコンセプトは、もう造られることのない「限りあるお酒」として「命」。パッケージングにおいては、千代泉酒造所ブランドとして、これ以上の付加的要素を入れないように心がけたそうだ。
さらに、「命」をコンセプトに、ボトルフォルムはタンクのカタチをデザイン比率で整え、真っ白で無垢な外箱に寝かせた。
また、横置きにすることで生じる「ぽこんっ!」と音を立てる空気層をデザインに組み込むことで、清らかな泡盛の粘性や透明感を感じるシズルを演出している。
お酒の商品表記には欠かせない裏ラベルは、光の屈折を利用して正面から見えないようにするなどの細かな設計が施されている。