公益財団法⼈ ⽇本デザイン振興会は、主催事業であるグッドデザイン賞の特別プロジェクト「フォーカス・イシュー」の今年度提⾔を公式ウェブサイト上で2021年2⽉4⽇（⽊）に発表した。

フォーカス・イシューは、各分野の最新デザインを、各界の一線で活躍するクリエイターが独自の視点で読み解き、クリエイターならではの言葉を通じて、その価値を提言として社会へ伝える取り組み。

今年度は、内田友紀、川西康之、原田祐馬、ムラカミカイエ、山阪佳彦の5氏がディレクターを担当。

▲内田 友紀
都市デザイナー | 株式会社リ・パブリック
提言タイトル：一人ひとりの声が集まり、行動の連なりで社会が変わる。民主主義の実践としての次世代デザイン
#テクノロジー #民主主義

▲東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト

▲川西 康之
建築家/デザイナー/ファシリテーター | 株式会社イチバンセン 一級建築士事務所 代表取締役
提言タイトル：デザインも立法や行政に関わりを。知恵と工夫を共有するいくつかのヒント
#モビリティ #地方創生

▲遠洋まぐろ延縄漁船「第一昭福丸」

「変化の時代にデザインができること」を全体のテーマとして、世界的なパンデミックにより変革期を迎えた現代のデザインの在り方について、各自の専門分野より関心のある事項について個々のイシューを定め、考察している。

▲原田 祐馬
アートディレクター / デザイナー | UMA /design farm 代表
提言タイトル：見えることで想像し直す、見えないことで想像する人間の力
#多様性 #セーフティネット

▲Webサービス「さきめし」

また、この提言では、2020年度グッドデザイン賞受賞作を具体例として挙げながら、コロナ禍・地方創生・環境問題などの現代日本社会が抱える課題について、これからの解決策を模索する上でのさまざまなヒントも提案している。

▲ムラカミ カイエ
デザイナー / クリエイティブディレクター | SIMONE 代表
提言タイトル：「難しい」を「楽しい」に。環境問題解決に全員で参加する
#環境問題 #SDGs

▲Shopping Platform「LOOP」

▲山阪 佳彦
クリエイティブディレクター | 株式会社マック 東京本部 専務取締役
提言タイトル：新たな社会へとつながっている2つの道
#循環型経済 #プラットフォーム

▲サーキュラーエコノミー「BRING」