北海道平取町二風谷のアイヌの伝統工芸を紹介する
「つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展」

東京・渋谷のキュレーション型店舗「EQUALAND SHIBUYA」では、2021年2月16日(火)から3月20日(土)まで、北海道平取町二風谷のアイヌ工芸の伝統を未来につなぐ企画展「つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展」を開催する。

アイヌ民族は、雄大な自然との共生のなかで文化を育み、自分の周りに存在する動植物や自然など、さまざまなものに宿る「カムイ」とともに生き、時代の変動を経ながら現代に文化を伝えてきた。

平取町二風谷地区では、自然を敬い、その恵みに感謝する世界観を表現しているとされるアイヌの伝統工芸が盛んで、アイヌの精神文化が今も色濃く受け継がれているという。技術を継承する地元工芸家たちは、伝統工芸品の制作とともに、ブランド確立を目指した商品開発などの新たな取り組みも行っているそうだ。

今回の企画展では、アイヌ文化を伝える展示や、渋谷と二風谷がつながる「手紙」のインスタレーションなどのほか、大英博物館にてアイヌ現代アートが展示されている貝澤徹をはじめとした二風谷地域の工芸作家による作品や、アイヌ伝統工芸を取り入れた手軽に手に取れるプロダクトなど、幅広い商品を販売する。

また、店内装飾で起用するアイヌ語の監修は、同町出身で現在都内大学に通いながら、YouTube上でアイヌ文化の普及と伝承に取り組む関根摩耶が手がけている。End

▲関根摩耶