米マイクロソフトはこのほど、Mixed Reality デバイス「HoloLens 2」の産業向けとなる「HoloLens 2 Industrial Edition」を発表し、日本国内でのプレオーダーを開始した。2021 年春ごろの出荷を予定している。

さまざまな業界標準を満たさなければならない産業環境をサポートするために設計・開発された同デバイス。「クリーンルーム対応（Clean room compatible）」や「本質安全防爆 （Intrinsic safety）」といった認証を取得していることが特徴だ。

これにより、空間やプロトコル、作業のワークフローを変更することなく、クリーンルーム環境や潜在的な危険性のある環境など、制限された環境でもHoloLens 2を使用することができるという。

また、信頼性、セキュリティ、拡張性を持つMicrosoft Azure を活用した、ファーストパーティやサードパーティの Mixed Reality アプリケーションを利用することで、作業者は必要なときにいつでもリモートの専門家にアクセスが可能。

そのほか、インタラクティブな 3D ガイドを通じてこれまで以上に迅速かつ正確にタスクを完了させたり、実践しながら学んで新しい社員のトレーニングとオンボードを迅速に行うことができたりするそうだ。