貝印、インド仕様のピック付きツメキリ「KAI Tsumekiri」を設計
インドの衛生習慣向上啓発活動に参画

総合刃物メーカーの貝印は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて国際協力機構(JICA)インド事務所の主導する、インド国内1億人を対象にした衛生習慣向上啓蒙活動「アッチー・アーダト(良い習慣)キャンペーン」に参画する。

インドでは、新型コロナウイルス感染者が1,000万人を超え、手洗いやツメキリなど、衛生的な行動の習慣づけが喫緊の課題となっているそうだ。

そこで貝印は、インド仕様のピック付きツメキリ「KAI Tsumekiri」を提供。ツメの清掃意識を根付かせていくとともに、JICAやほか賛同企業と連携し、インドの人々の衛生意識の底上げを目指すとしている。

インドでは食事の時に手を使うため、「KAI Tsumekiri」には爪の間の汚れを取ることができるピックが付いていて、ピンク、グリーン、オレンジ、イエロー、ブラック、ブルー、ホワイトの7色を展開。

貝印は2020年5月、インド現地法人であるカイ マニュファクチュアリング インディアの主導で、デリー市内で警察へ20個、学校へ合計5,000個のインド仕様のツメキリを配布。SNSやポスターを通じ、ツメキリを使ってツメを短く清潔に保つことの大切さを呼び掛けるなど、積極的に啓蒙活動に取り組んでいる。

また、漫画家の井上きみどりが途上国の子どもたちのために描いた「正しい手洗い漫画」をヒンディー語やタミル語に翻訳。現地の言葉しかわからない子ども達が身近に手洗いを学べる環境を作るほか、同漫画をベースに動画を作成し、学校などの公共施設でのオンラインイベントを実施する。End

▲「正しい手洗い漫画」ヒンディー語版

▲「正しい手洗い漫画」タミル語版