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2021.01.29 17:20
アイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループは、合弁会社「アイリスロボティクス」を2021年2月1日(月)に設立することを発表した。
今回設立されるアイリスロボティクスは、新商品開発力を備え、製造業と卸業が融合した「メーカーベンダー」としての広範囲の販売ネットワークとさまざまな業界における知見をもつアイリスオーヤマと、AIロボットOS分野で高い技術を持つソフトバンクロボティクスグループが手を結ぶことにより、法人向けサービス・ロボット分野での市場創造を目指している。
今回発表された、AI除菌清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」は、自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのAI除菌清掃ロボットで、掃除業務の自動化だけでなく、空間浮遊菌量の削減や床面のウイルスを含む菌の削減効果を実現する。さらに、コネクタで接続することで、スピーカーやカメラを用いた販促やマーケティングへの活用もできるという。
一方、配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」は、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員とともに働く配膳・運搬ロボット。簡単な操作で配膳・運搬ができ、従業員はより多くの時間を接客に充てることができる。また、屋内配送も視野に入れるほか、音声案内、決済連携、画像認識などの機能追加も予定している。
両社はこの提携により、ロボットを活用した単純作業や定型業務のコストの最小化、デジタルトランスフォーメーションの推進、「ロボットオペレーター」の創出による新たな労働市場や雇用機会の創造など、日本の企業と社会が抱える課題を解決したいとしている。