高さ2.42mのハニワが展示
島根県立古代出雲歴史博物館の特別展「しきしまの大和へ 奈良大発掘スペシャル」

▲重要文化財 メスリ山古墳 大型円筒埴輪(橿原考古学研究所附属博物館蔵)

島根県立古代出雲歴史博物館では、2021年3月19日(金)から5月17日(月)まで、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵品巡回特別展「しきしまの大和へ 奈良大発掘スペシャル」を開催する。

この展覧会は、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館が所蔵・保管する出土品の数々を東京・神奈川・福岡・島根の4都県で巡回展示するもの。大和には古代日本の中心地であったことを示す遺跡が数多くあり、この地の考古学を80年以上にわたって牽引してきたのが同研究所である。

▲観音寺本馬遺跡 土偶(橿原考古学研究所蔵)

さらに島根県立古代出雲歴史博物館では、2019年度に東京国立博物館で開催された特別展「出雲と大和」の成果をもとに、特別に国宝・重要文化財を含む貴重な資料を追加して展示する。

▲国宝 藤ノ木古墳金銅製龍文飾金具(文化庁蔵)

高さが2.42mもある世界一巨大なハニワや、「藤ノ木古墳」「黒塚古墳」などの歴史的な大発見とも言える有名遺跡の出土品、2つの勾玉を合わせたかたちをしているこの世にただ一つしかない勾玉などを楽しむことができる。

▲澤ノ坊2号墳 翡翠合わせ勾玉(橿原考古学研究所附属博物館蔵)

▲重要文化財 黒塚古墳 画文帯神獣鏡(文化庁蔵)

縄文時代から中世の優品を通じて、ユーラシア大陸や朝鮮半島からの外来文化が日本の国づくりにいかに関わり、大和ごころが培われていったのか紹介する。End

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵品巡回特別展
しきしまの大和へ 奈良大発掘スペシャル

会期
2021年3月19日(金)~5月17日(月)
休館日
4月20日(火)
開館時間
9:00~18:00(入館は、閉館時間の30分前まで)
会場
島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室
詳細
http://www.izm.ed.jp/cms/cms.php?mode=v&id=359