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2021.01.27 15:50
アートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」(すみゆめ)では、2020年秋に東京・隅田川でアーティスト・鈴木康広による「ファスナーの船」の航行を行ったが、その関連企画としてオンライン上で「水のパズル」を展開する。
「水のパズル」は、鈴木が隅田川を眺めていた際に着想したもので、地球上のさまざまな場所から流れ込んだ水の分子を「ファスナーの船」がかき分けて航行することをイメージ。
昨年5月の隅田川の水面には、これまでにない静けさが訪れており、揺れる川面に映る街や橋の影をぼんやり見ながら鈴木は、目に見えない無数の分子がなめらかな水の動きとなっていることを意識したという。
さらに、水の分子が集まってできた偶然のかたち、ぴったりとはまることのないものを「パズル」に見立て、うつろう水面の「今」を映像で捉えたそうだ。
そして、人々がリアルに出会う機会が限られている現在、境界を越えていく水の姿を集め、オンラインのプラットフォームに「水のパズル」として並べることで、一人ひとりが水面を見つめた時間をつなげていきたいとしている。
2021年1月25日(月)から2月7日(日)まで、身近な川や湖などの水面の映像を募集。鈴木が捉えた隅田川の映像とともに、「水のパズル」としてWEBに公開される。パズルのピースを選ぶと、映像とともに蓮沼執太が手がけた音楽を楽しむことができる。
鈴木康広「ファスナーの船」の関連企画「水のパズル」
- 募集期間
- 2021年1月25日(月)~2月7日(日)
- 募集内容
- 川や湖などの水面を映した1分以内の動画
- 投稿・掲載
- すみゆめWEB「ファスナーの船」特集ページ