NEWS | ソーシャル
2021.01.20 14:26
東京都美術館は、東京藝術大学と連携して行う、美術館を拠点にアートを介してコミュニティを育むソーシャルデザインプロジェクト「とびらプロジェクト」の一環として、「第10期とびラー(アート・コミュニケータ)」40名の募集を開始した。
このプロジェクトでは、広く一般から集まった「とびラー」と、学芸員や大学の教員、そして第一線で活躍中の専門家がともに美術館を拠点に、人と作品、人と人、人と場所をつなぐ活動を展開する。
たとえば、こどもたちとの作品鑑賞プログラム、障害のある人のための特別鑑賞会、たてものを活用した「建築ツアー」、外国にルーツを持つ人とのコミュニケーションプログラム、こどもたちのミュージアムデビューを応援するプロジェクト「Museum Start あいうえの」など、「とびラー」が活動できるプログラムを用意する。
18歳以上(2021年4月1日現在、高校生を除く)で、日本語で日常会話ができる人や、美術または美術館に関心があり、積極的に学び、活動意欲のある人などいくつかの応募条件がある。また、1年ごとの登録で任期は最長3年間となっている。応募締切は2021年2月16日(火)で、同日の消印有効だ。
そのほか、2月6日(土)にはオンラインにて、2020年に約140名のとびラーたちが、オンラインも駆使しながら、アートを介した人の関わり合いの新しい形を模索した1年間の実践を振りかえる「フォーラム」も開催される。