NEWS | プロダクト
2021.01.13 15:46
東京大学発のスタートアップ「Xenoma」(ゼノマ)が手がけるスマートアパレル「e-skin」シリーズは、日常的に着用することができ、なおかついつでも全身をセンシングしてくれる服である。
たとえば「e-skin Sleep&Lounge」は、搭載されたデバイスにより、高齢者の健康や安全をモニタリングしてくれるスマートアパレル。パジャマとラウンジウェアがあり、着用することでユーザーの睡眠状態を分析し、それに応じてエアコンなどの室内環境を自動的に調整してくれる。
さらに、転倒を検出するなどユーザーの活動をチェックし、危険な場合には家族に連絡してくれるほか、睡眠中のユーザーのバイタルサインと体の動きをモニタリングして、専用アプリが睡眠習慣を改善する方法をアドバイスするという。
パジャマについてはアーバンリサーチとコラボレーションし、「デジタルヘルスケアパジャマ」として提供も開始している。
また、「e-skin EMStyle」は、電気の刺激を使って筋肉の収縮をトレーニングさせる「筋電気刺激」(EMS、Electrical Muscle Stimulation)を採用したワイヤレストレーニングスーツ。
スタイリッシュなデザインでありながら、着用することで、フルワークアウトを20分に短縮できるという。さらに、20着まで同時にグループでのワークアウトの操作も可能だとしている。
そのほか、カメラやマーカーを使用せずに、1分以内で自然な体の動きをキャプチャするパンツ「e-skinMEVA」や、市販のものと同じような着心地で日常生活のなかで循環器系疾患をモニタリングするシャツ「e-skin ECG shirt」などのスマートアパレルも展開している。