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2020.12.25 16:48
ロボット工学とAIの技術を活かした自動運転車を開発するアメリカのスタートアップ Nuroは、公道での自動運転車の走行に向けて着々と準備を進めている。
同社ではこのほど米カリフォルニア州車両管理局より認可を受け、2つの郡で公道での無人自動運転車の商用走行が可能となった。現在、テキサス州(ヒューストン)およびアリゾナ州(フェニックス)と合わせ、3つの州で同社が開発した小型の自動運転配送車「R2」の試験走行が行われている。
この「R2」には運転手などの乗員はおらず、配送に特化した車両で、なによりも安全性を重視した設計。積み込んだ商品を大切に運ぶこともさることながら、道路を共有する周囲の人たちに細心の注意を払って走行するという。
実際、この4年間で広範囲にわたって自動運転技術をテストしており、安全な運用を積み重ねてきたそうだ。
同社では、「R2」は食料品から日用品まで、いつでも、どこでも、なんでも、非接触で運べるとしている。正式な運用が開始されれば、この無人配送車によって住民の生活に大きな変化がもたらされるにちがいない。