陶芸家ハンス・コパーをオマージュした
デザイナー大西宣彰によるデスクホルダー「THISTLE」

東京・銀座で1904年創業の文具専門店 銀座 伊東屋から、デザイナー 大西宣彰が手がけるインテリアスタイルブランド「ALBELROY(アルベルロイ)」の新シリーズ「THISTLE(ティッスル)」が発売された。

THISTLEは、「デザインとアートのあいだの社会」をテーマに精神的な豊かさをもつ商品づくりとして、20世紀陶芸の変革者とよばれた陶芸家 ハンス・コパー(Hans Coper, 1920-1981)をモチーフにしてオリジナルデザインが行われている。

▲ペントレーシリーズ「SLOW RAFT(スロウラフト)」とのコンビネーション
©ALBELROY

天然木を彫刻的に削り出されたフォルムと、ラグジュアリー感が漂う金属プレートが一体になった、ホームオフィスツールとして使えるホルダーで、クリエイティブなデスク空間を演出してくれるそうだ。

また、商品名の「THISTLE (ティッスル)」は、ハンス・コパー作品である植物のアザミから着想した陶器「ティッスル・フォーム」に由来。

大西は、ハンス・コパーの独創性と陶芸の枠をこえた文明的な時間や空間性を感じさせる作風に影響を受け、ワークデスクを彩る上質なアイテムでありながら、日常でアートや歴史を感じられるプロダクトを目指したという。

グレーズシルバーカラーレディッシュゴールドカラーの2タイプを用意しており、価格はいずれも55,000 円(税込)。また、ブランドの世界観を伝えるコンテンツ「半径1mの居場所づくり-アルベルロイ特集-」も伊東屋公式サイトにて期間限定でオープンしている。

▲国産ウォールナットを彫刻的に削り出したフォルムで、オイルフィニッシュ仕上げと、無垢な状態のまま丁寧に仕上げるマットフィニッシュの2タイプから選べる。
©ALBELROY

社会全体でリモートワークが進み、自宅での過ごし方が多様化される中で、新たな日常の豊かさをつくる小さなきっかけにもなりそうだ。End