一本の「骨」でマスクの内側に空間を作る
大阪の町工場から誕生した「マスクのほね」

1972年創業の大阪のプラスチック用金型製造会社である武林製作所は、同社の金型製造の技術を生かしたプラスチック成形マスクフレーム「マスクのほね」の販売を2020年12月23日(水)より開始した。

「マスクのほね」は、歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場が、コロナ禍に自分たちの技術を活かしてなにか役に立てることはないかと考えて企画したもの。

マスクが口まわりにピタッと密着していると、息苦しかったり、中が蒸れたりすることがあるだろう。そこで、マスクの両端にフックをかけて、同製品をワンタッチで装着。不織布マスクの中心を一本の線で支えることで、内側に空間を作りだすことができる。

見た目にも目立つことはなく、使用後は水洗いができ、繰り返し使えるので経済的だとしている。

ネーミングは、白いプラスチックを成形した細長い形状をみた同社社長が「それ、骨みたいやな!」といったことから「マスクのほね」に決定。大阪の町工場らしいユーモアのあるものでクスッと笑ってもらえたらという思いで命名したそうだ。End