NEWS | 建築
2020.12.23 17:45
チェコの建築設計事務所 CHYBIK + KRISTOFは、同国のブルノにある「Zvonařka Central Bus Terminal」の改装プロジェクトを手がけている。
このバスターミナルのリデザインは、同事務所のセルフプロジェクトとしてスタート。既存の構造物は、ブルータリズムの建築遺産であるが、老朽化も進んでいるようだ。
そこで、この建築の構造や外観を維持しながら、都市構造におけるバスターミナルの従来のあり方を再考するものになるという。
現状では壁に遮られて見通しが悪く、屋根構造も暗いものとなっている。そこでこの改装では開放的で見通しのよいものとし、屋根のカラーも明るいホワイトを採用。また、迂回しないで済むように中央に横断歩道を設けるなど、使いやすいものとなるだろう。
レンガ色の外壁に覆われた細長いエリアにはさまざまな施設が入るようで、さびれた公共空間を社会のニーズに合わせた機能性のあるバスターミナルへと生まれ変わるそうだ。