多摩美ゆかりの作家総勢62名の版画作品を一堂に展示
「多摩美の版画、50年」が開催

多摩美術大学は、同学での版画教育開始から50周年を記念して、「多摩美の版画、50年」を2021年1月6日(水)から2月14日(日)まで多摩美術大学美術館にて開催する。

多摩美術大学の版画教育の礎を築いた版画家の駒井哲郎・吹田文明や、李禹煥・関根伸夫・吉田克朗らの「もの派」、高松次郎、若林奮などの日本の戦後前衛美術を牽引した作家たち、日本画家の加山又造、画家の辰野登恵子、イラストレーターの和田誠のほか、デザイナー、漫画家、絵本作家など多彩な分野で活躍する横尾忠則しりあがり寿田中清代小林賢太郎といった多摩美ゆかりの作家たち総勢62名の版画作品を一堂に展示。

▲横尾忠則《腰巻お仙》 1966年 多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵

▲吉田克朗《Work 9》 1970年 Yumiko Chiba Associates 蔵

▲李禹煥《都市の記憶より 4》 1989年 多摩美術大学 美術館蔵

「版画のコア」「版画と絵画」「版画と写真」「版画ともの派」「版画と現代美術」「版画とデザイン」の6つのテーマに分類して紹介する。

▲加納光於《開け、遮るものよ Ⅴ》 1991-1992年 ギャルリー東京ユマニテ蔵

▲しりあがり寿 《ちょっと可笑しなほぼ三十六景 太陽から見た地球》 2017年 個人蔵

日本における版画の多様な流れに同学がどのように関わってきたかを振り返るとともに、版画の特質と領域横断的なメディアとしての可能性を探り、このメディアが本来持っている豊かさとは何かを浮き彫りにしていく。End

「多摩美の版画、50年」展

会期
2021年1月6日(水)~2月14日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで) 火曜日休館
会場
多摩美術大学美術館
詳細
https://www.tamabi.ac.jp/museum/