坂 茂が監修した抗ウイルス加工の
新型パーティション「PPSA」

▲ 待合室の使用例

小松マテーレは、抗ウイルス素材を用いた新型パーティション「PPSA(Paper Partition System with Aerotechno)」を新たに開発し、2020年12月7日(月)より販売を開始した。

同商品は、建築家・坂茂と同社が共同でデザインした、避難所向けパーティションシステム「PPS(Paper Partition System)」をベースとする、教育機関向けの簡易組み立て型のパーティション。

柱や梁には紙管とよばれる再生紙のパイプを使用しており、重さ7.3kgと軽量。大人2人では約5分で簡単に組み立てができ、ジョイント用紙管で梁の紙管をつなぎ合わせれば、必要に応じて広さを自在に調整することができる。

また、2時間で生地に接触した特定のウイルスの数を99.99%減少させる、同社開発の抗ウイルス加工素材「エアロテクノ」を搭載。生地は7色展開で、用途に応じた2タイプを用意する。

▲ 透けるタイプ

「透けるタイプ」は、適度な透け感で圧迫感がなく、内部の様子が分かるので、試験時に使えば不正行為の抑制効果が期待できるという。

▲ 面接試験での使用例

一方、「透けないタイプ」は、プライバシーを守ることができるため、共用スペースなどで活用できるそうだ。

▲ 避難所での間仕切り使用のようす(画像提供:NPO VAN)

同社では地元・石川の教育機関などから、避難所用PPSを活用した入学試験や面接受験向けのパーティションや、図書館や談話室などの共用スペースでの3密対策となるパーティションの要望が寄せられ、このPPSAが実現した。End