NEWS | 建築
2020.12.03 17:07
中国・深圳では「Shenzhen Science & Technology Museum」の建設が計画されており、Zaha Hadid Architectsがその設計案を公開した。現在は工事が進⾏中であり、竣工は2023年後半を予定している。
この博物館は、開発が進められているGuangzhou-Shenzhen Science and Technology Innovation Corridor(広州・深圳科学技術イノベーション回廊)の中核として、Guangming Science City(光明科学城)内に設置される施設。
中国全⼟の⼤学や教育機関、イノベーションセンターと連携して世界規模の科学都市を形成し、深圳がイノベーションとテクノロジーのグローバルな先端拠点であることを体現する博物館となるだろう。
総⾯積は約125,000平米を誇るそうで、U字型の建物の中央にはアトリウムを配置。これとつながるように公共スペース、ギャラリー、教育施設が設けられ、訪れた人は館内を直感的に進むことができるという。
デザイン原理の基本にあるのは最⼤限の適応可能性で、各ギャラリーの形状やプロポーション、空間体験は、訪れるたびに豊かで多様な体験を提供。従来型のギャラリーもあるが、展⽰のタイプごとに変形できるギャラリーも設ける。
綿密なコンピューターモデリングと⾵洞試験により、温度性能や⾃然光、⾵速、空気の質といった幅広い分析を行い、鑑賞者の快適さとコレクションの保存を優先しつつ、エネルギー消費の削減を実現する効率的な外装としている。