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2020.11.24 14:52
スイスの家具ブランド Vitra(ヴィトラ)は、ホームコレクションAutumun 2020の新製品を公開している。今回は、ロナン&エルワン・ブルレック、コンスタンチン・グルチッチ、ジャスパー・モリソン、ジャン・プルーヴェによる新作をはじめ、エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー、アントニオ・チッテリオによる製品のアップデートを展開する。
建築家 ジャン・プルーヴェがデザインしたチェア「シェーズ トゥ ボワ」は、ヴィトラから初めて復刻。フランス語で「オールウッドチェア」という意味で、大戦中の金属不足の影響を受けて木材のみを使用、後部フレームと座面が結合する点に最大の負荷重量がかかることから、後脚を兼ねた頑丈なフレームで補強し、全体への荷重を支えている。
ジャスパー・モリソンによるチェア「モカ」は、「スーパーノーマル」という彼のデザイン哲学を体現しデザインした新作。シンプルで控えめな存在であるがゆえに、あらゆる環境や状況に自然と溶け込む普遍的なデザインを採用した。
2011年にエドワード・バーバー&ジェイ・オズガビーがデザインした「ティプトン」は、体重移動に合わせて座面を前傾することができるチェアである。今回のアップデート「ティプトンRE(ティプトンリ)」では、従来のデザインはそのままに再生プラスチックを使用。カラーは素材そのままのダークグレーで、細かい斑点が見られるそうだ。
また、コンスタンチン・グルチッチによる新作「シチズン」は、スチール製のフレームに3点の細いケーブルで座面を吊してこれまでにない座り心地を実現した、次世代のラウンジチェアである。ハイバックとローバックがあり、張り地は豊富なカラーバリエーションのファブリックとレザーから選択が可能である。