NEWS | コンペ情報 / 建築
2020.11.20 15:25
DSA(一般社団法人日本空間デザイン協会)とJCD(一般社団法人日本商環境デザイン協会)が共同主催する日本空間デザイン賞は、「渋谷スカイ」「深大寺ガーデン レストランMaruta」「熊本城特別見学通路」の3作品を2020年度大賞の「KUKAN OF THE YEAR 2020」に決定した。
「渋谷スカイ」は、渋谷駅周辺開発計画共同企業体(日建設計)の亀井忠夫・勝矢武之とRhizomatiksの有國恵介による、東京・渋谷の新しい形の都市を感じる空中のパブリックスペース。人々は巨大な屋外展望空間で、解放されて空と一体化し、東京のダイナミズムを全身で感じることができる。
一方、古谷俊一が率いる古谷デザイン建築設計事務所が手がけた東京・調布の「深大寺ガーデン レストランMaruta」では、中庭に面したテラスで来店者と一緒に収穫した野菜をグリルして食べたり、保存食に加工したりと、「つながる暮らし」をテーマに共感の輪が広がるワークショップやイベントを開催できる空間デザインを行った。
また、「熊本城特別見学通路」は、日本設計・塚川譲による熊本城の復旧を見届ける20年間のみ存在する、仮設の空中歩廊プロジェクト。まちのシンボルである熊本城の復旧工事を閉じたまま行うのではなく、被災した城内で文化財の復旧過程を間近に見ることを実現した。
なお、今回は、2020年9月26日の最終審査にて金賞・銀賞・銅賞の合計35作品を選出。金賞に選ばれた11作品の中から上記の3作品が選ばれた。