NEWS | プロダクト
2020.11.19 14:38
自動車ブランド MINIは、新しいコンセプトカー「MINI Vision Urbanaut」を公開した。これまでの車内空間にまったく新しい解釈を施した「デジタルビジョンカー」で、コンパクトでありながらも広い空間と多機能性を備えている。
この「MINI Vision Urbanaut」には、同ブランドが考える「MINI moments」という特別な体験を提供するもので、「Chill(落ち着き)」、「Wanderlust(旅への情熱)」、「Vibe(雰囲気)」の3つのモーメントを用意する。
たとえば「Chill」では、しばらく車を止めて深呼吸をするような隠れ家的な空間となり、リラックスしたり、集中して仕事をすることができる。また、「Wanderlust」は運転したり自動運転に切り替えたりするモードで、「Vibe」では他の人とさまざまに時間を共有できるという。
さらに、こうしたモーメントに合わせて、インテリアもエクステリアも最高の体験ができるようにしているそうで、まずは間取りや家具の配置などを決め、広々としたインテリアを確保してからエクステリアをデザイン。
全長はわずか4.46 mだがMINIとしては異例の高さがあり、車内での動きやすさを実現する。また、自動運転機能を搭載することで、エクステリアとインテリアの自由度を高めており、フロントには「ソファベッド」や「ストリートバルコニー」、リアには居心地のよい空間が生まれるそうだ。
また、直感的で目立たないユーザーインターフェイスにより、スイッチやボタンの操作をなくし、触れるだけで機能を開始。そして、「MINI Token」と呼ばれる手のひらサイズのユーザーインターフェイスをスロットに入れることで、それぞれのMINIモーメントを起動。アロマや照明、音楽までもカスタマイズできる。
エクステリアの特徴としては、シームレスなデザインを採用するほか、ホイールはスケートボードを思わせるデザインで、ビーチと波の音を想い起させるターコイズブルーとしている。