NEWS | インテリア
2020.11.16 15:31
京都の木屋町高瀬川沿いに、ブルーボトルコーヒー京都木屋町カフェが2020年7月オープンした。店舗設計は長坂常/スキーマ建築計画が手がけている。
この地には1927年に建った元・立誠小学校がある。この建物はこのほどホテルやショップなどが入る複合施設に全面改修され、ホテルへのエントランスも兼ねた正面入口付近に京都3店舗目のブルーボトルコーヒーが誕生した。
改修後の共用部の壁が白くサッシが黒いことから、もともと色数を多くつかわない傾向にあるブルーボトルコーヒーの特徴を考えると白黒での構成となるが、それはブルーボトルコーヒーのブランドイメージに沿うものではなかった。
そこで、高瀬川沿いに建つ桜の木である緑、さらにはもともと小学校であったことから黒板の緑を白と黒の間に取り込み、その緑を広く室内に展開することを考えたという。その結果、さまざまな色の緑が室内に現れ、それに家具も合わせて、あらゆる緑色の素材を取り込んだ構成が行われた。
また今回は、コーヒーの入れ方講習会などが行える排水設備付きのアイランド式グリッドワークショップカウンターをデザイン。新たなブルーボトルコーヒーのMDの展開を考えた什器を提案している。