ビックリ建築探究家・編集者の白井良邦による
世界中の驚愕の建築を集めたビジュアル本

▲ 宇宙時代が生んだUFO型住宅「フトゥロ」(同書P. 10-11より)

世界のビックリ建築を集めたビジュアル本「世界のビックリ建築を追え。」が2020年10月28日(水)に扶桑社から発売された。大型本・152ページで、本体価格は3,200円(税別)。

著者はビックリ建築探究家・編集者の白井良邦。建築・デザイン雑誌の編集者として世界中の「ビックリ建築」を20年以上にわたり追いかけ、その集大成としてまとめたのが同書である。

北欧のUFO型住宅からフィデル・カストロのつくったトロピカル建築まで、ブラジル・メキシコ・キューバ・フランス・スイス・フィンランドと巡り見つけた、驚愕の建築ばかりを紹介している。

▲ 1968年、フィンランド人建築家マッティ・スーロネンによりデザインされたUFO型住宅「フトゥロ」の模型。

▲「フトゥロ」はアメリカ、ソ連、日本など約40ヶ国に輸出された。

そのほか、日本の建築としては、黒川紀章設計の「寒河江市庁舎」と岡本太郎の彫刻作品「生誕」、 東京・市ヶ谷「龍生会館」なども楽しむことができる。

▲(同書 P. 98-99より)

▲(同書 P. 88-89より)

白井は、「この本で紹介している建築の多くは、人類が宇宙に飛び立った1960~70年代初頭という時代につくられたものばかりです。この時代のデザインは今も色あせない魅力を放っていますが、その60~70年代カルチャーを、社会情勢・スピリチュアル世界の話しなどを織り交ぜながら、建築を通じ紹介しています。建築をよく知らない人でも、大いに楽しんでもらえる内容になっています」とのコメントを寄せている。End

▲(同書 P.38-39より)

▲(同書 P.68-69より)