NEWS | 展覧会 / 建築
2020.11.10 13:53
寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT(ワット)」は、2020年12月12日(土)から2021年5月30日(日)まで、建築倉庫プロジェクト企画展「謳う建築(うたうけんちく)」を開催する。
同展は、詩人であり建築家の立原道造の「住宅・エッセイ」(1936年)にインスパイヤされ、住まいと向き合う15名の文芸家による、これまでにない建築と文芸のコラボレーションである。
会場では、住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型20点以上や、スケッチ、図面、映像から、空間を生み出す過程の身体性に迫ると同時に、年月を経た住まいを体感させる。さらに、文芸家の紡ぐ「言葉」が会場内に仕掛けられており、「詩の世界」を実感させる。
篠原一男が設計した「谷川さんの住宅」(1974年)について、谷川俊太郎が新詩を創作。さらに吉村順三の住宅を詩人・蜂飼耳が、中村好文の住宅を詩人・小池昌代が体感、詩作し、能作文徳の建築について劇作家・長塚圭史が創作する。その他、映画監督広瀬奈々子、建築映像作家瀬尾憲司による15の住宅作品の撮り下ろし映像もここでしか鑑賞できない。
人々が住まう建築と文学に対する眼差しを豊かにできるだろう。
謳う建築
- 会期
- 2020年12月12日(土)~2021年5月30日(日)
※オンラインチケット制 - 開館時間
- 火~日 11:00~19:00(最終入場18:00)
月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
※毎週火曜日16:00よりギャラリーツアーを開催 - 会場
- WHAT 展示室1階
- 詳細
- https://archi-depot.com/exhibition/utaukenchiku