NEWS | 展覧会
2020.10.27 14:32
東京・千駄ヶ谷のスキーマ建築計画は、事務所1階にて2020年10月26日(月)から10月30日(金)および11月2日(月)・3日(火・祝)の7日間、「まかない家具展/長坂 常」を開催している。
まかない家具とは、大工などが現場の工事中に必要になる家具を、あり合わせの材料で手間をかけずに作るモノを指す。相欠(あいがき)で作られたベニヤの作業台や道具置き場など、いずれも人に見せるために作られたのではなく、機能的で必要最低限な加工で作られ、とても素っ気ない。ただ、その素っ気なさが最近やけに気になるという。
それはどの国の現場に行ってもあり、その「手間」の捉え方やルール、そこにある材料は変わるので、各々の国でそのあらわれ方は異なることになる。最近は海外での活動も増えたことから、事情の違う現場で生まれた「まかない家具」の魅力に取り憑かれ、ちょくちょく写真を撮り集めるようになってきたそうだ。
そこで、この展示では、そんな恣意性のない「まかない家具」に、作意満々の建築家でありデザイナーである同事務所が挑んだ結果やその考察の過程を展示する。
「まかない家具」であると同時に、そこから抽出した要素をデザインと捉え、形に落とした「ギリギリ家具」と言えるものが楽しめるそうだ。
まかない家具展/長坂 常
- 会期
- 2020年10月26日(月)~10月30日(金)および11月2日(月)、3日(火・祝)
13:00~18:00 入場無料
*11月3日のみ10:00~18:00までオープン - 会場
- スキーマ建築計画 事務所1階
- 詳細
- http://schemata.jp/まかない家具展/長坂-常/