NEWS | アート
2020.10.26 16:46
京都市立芸術大学は、2020年12月5日(土)から12月20日(日)まで京都市南区の北河原市営住宅(マンモス団地)跡地にて、中谷芙二子(霧の彫刻家)と高谷史郎(ダムタイプ)による展覧会「霧の街のクロノトープ」を開催する。
この企画は、大阪万博ペプシ館での発表をはじめとする「霧の彫刻」を世界各地で展開してきた中谷芙二子と、ダムタイプの高谷史郎との協同プロジェクトで、拠点は京都駅東南部に位置する東九条の北河原団地跡地としている。
「人類の進歩と調和」が謳われた1970年から半世紀を経た現在、これまでの枠組みで応じることができない分岐点が私たちに訪れているが、この地域は戦前・戦後期の混乱や差別、バブル期の地上げや都市開発により大きな変容を受けながらも、違いを認めあい支え合う多文化共生の文化を育んできた場所である。
化学薬品ではなく「純粋な水」による「霧の彫刻」と東九条の出会いは、ヒトとヒト・ヒトと自然の信頼関係への新たな視座を与えるものになるだろう。
京都市立芸術大学 主催
展覧会「霧の街のクロノトープ」
- 会期
- 2020年12月5日(土)~12月20日(日)13:00~18:30
※金・土・日のみ入場可能、月~木は会場外からのみ鑑賞可能 - 会場
- 北河原市営住宅(マンモス団地)跡地(京都市南区)
- 詳細
- https://liquid-kcua.jp/2020/10/16/exhibition-2020/