NEWS | インテリア
2020.10.23 15:20
凸版印刷はこのほど、国内初となる不燃石膏ボードを下地として、全点不燃認定を取得した和紙壁紙ブランド「INSHU」を開発した。全23柄42点(手加工品16点、機械加工品26点)をラインアップする。
ホテルや商業施設、公共施設などに使用される壁紙は、国土交通省より準不燃認定、もしくはより安全性の高い不燃認定を受けた材料を使用するよう建築基準法に定められている。しかし、和紙は燃えやすく、一般的な壁面下地である不燃石膏ボードと組み合わせて不燃認定を取得することは難しい材料だったという。
そこで、凸版印刷は、大因州製紙の製造ノウハウと旭興による施工技術を合わせることで、不燃石膏ボードを下地とした不燃認定を取得することに成功したそうだ。
「INSHU」は、日本古来の和紙の原料である「楮(こうぞ)」を使用した、植物由来の環境にやさしい製品。同社の優れたデザイン力と日本伝統のものづくりにおける美意識を融合し、ホテルや商業施設、公共施設などの空間を新たな日本の伝統美で演出するとしている。