NEWS | プロダクト
2020.10.22 16:22
フランス人デザイナー、グエナエル・ニコラにより東京に設立されたデザインスタジオ「CURIOSITY(キュリオシティ)」から、ニコラのモノへのこだわりを形にした、新しいプロダクトコレクション「TEN TEN TEN…(テンテンテン)」が登場した。
グラスやカップ、ポットなど、日常的に使う物が、機能と用途そのままに、みんな同じ形だったら?という想像から生まれたこのコレクション。別々の機能、多様な素材、異なる大きさのアイテムを、同じ70度という微妙な傾斜をつけた円筒形というフォルムで統一して製作した共同プロジェクトだ。
単に生命の宿らない静物としてとらわれがちな「モノ」でも、少し変わった形を纏うことによって、その佇まい、置かれる場所や姿、手に取る時の所作を掌ることができる。そのような感覚を、使う人と共有する愉しさが示されている。
コレクションを作るにあたり、京都の老舗、西陣織の細尾と協力。多様な技と仕上げを取り揃えるため、京都を中心に優れた伝統技術の職人に参加を呼びかけた。
現在、製品化されているのは12種類。さらに多様な企業、職人とのコラボレーションを広げ、より多くのアイテムを作りたいと考えているそうだ。