NEWS | プロダクト
2020.10.20 16:38
ソニーは、高精細の3DCG映像を裸眼で見ることができる空間再現(SR)ディスプレイ「ELF-SR1」を2020年10月31日(土)に発売する。
同製品は、特別なメガネやヘッドセットなどの機器を装着する必要なく、あたかも目の前に実物があるかのような圧倒的な実在感で空間そのものを裸眼で再現するディスプレイである。
制作物の奥行き感や質感、佇まいなどをリアルに確認することができるので、プロダクトデザインを共有したり、ショールームなどで製品の色や形のバリエーションを見せたりといった場面でも、クリエイターの思いを忠実に表現することができるツールとなる。
機能面では、高速で見る人の瞳の位置を的確にとらえ続ける、ソニー独自の視線認識センサーを採用。水平や垂直方向のみならず、奥行方向に対しても、左右の目の位置をリアルタイムに検出してくれるという。
そして、ユーザーの目の位置情報をもとに、実際にディスプレイパネルから出す光源映像をリアルタイムに生成。つねに両目に正しい視点画像が提示されるので、実際に空間や物体がそこにあるかのように感じることができるそうだ。
同社では、ゲームやCGクリエイター、建築家や車のデザイナーなどあらゆる制作者のコンテンツ表現の幅を広げたり、ショールームや美術館でのディスプレイ展示、店舗等での立体サイネージなどを行ったりと、これまでにない映像表現が可能になるとしている。