タイガー魔法瓶、新オフィス棟をオープン
同社をイメージしたオリジナルアート作品を展示

▲ 「タイガーファミリー」

タイガー魔法瓶は、大阪府門真市にある本社敷地内に新オフィス棟をオープンした。この新オフィス棟では、社員食堂、エントランスなどの各所に、著名作家が同社をイメージして制作したオリジナルアート作品を展示している。

社員食堂「ダイニングティグリス」は、食事や休憩の際にリラックスできる社員の憩いの場として、豊かな太陽光と眺望を得られる空間で、壁面にはアパレルメーカーでデザイナーを務めるミック・イタヤによる作品「タイガーファミリー」を展示。来訪者や同社製品を使用する世界中の人々への感謝と幸せのメッセージを込めて描かれた。

▲ ミック・イタヤ

1階エントランスには、栗林隆のガラス作品「Roots of Tiger」を展示。タイガーのRoots(根元)は輝きを増しながら、世界を巻き込み、新しい時代を照らし出す、という作品コンセプトで、ランプシェードはタイガー魔法瓶が自社製品に使用中のガラス瓶を採用したという。

▲ 「Roots of Tiger」

▲ 栗林隆

また、5階 役員応接受付ロビーには、「虎に無患子図」を展示。画家の品川亮は、狩野探幽筆直筆の「群虎図」を京都・南禅寺で特別許可を得て間近に観察。絶滅危惧種である虎を描いたアンディー・ウォーホルのシルクスクリーン技法を同作の虎に取り入れることで、東洋と西洋の調和、生物としての虎と狩野探幽直筆画の希少性などを表現している。

▲「虎に無患子図」

▲ 品川亮

さらに同作には、近衞忠大が讃として自作の和歌「ゆらゆらと水面に映りし あふち(欒)の花 風に吹かれて 百重に花笑む」を書き込んだ色紙が組込まれている。上の句は画に描かれた風景に掛けて、下の句は団欒の時間が百重(永遠)に続くようにと言う願いが込められているそうだ。End

▲ 近衞忠大