NEWS | 展覧会 / 工芸
2020.10.14 15:09
東京・六本木にあるAXIS Galleryでは、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと国立台湾工芸研究発展センターが共催する「ハイブリッド・クラフト展-クラフトの新たな未来」が2020年10月10日(土)から10月14日(水)まで開催されている。
台日工芸作品の魅力を発信する同展では、台湾の細木工芸や漆芸作品のほか、益山詠夢・慶應義塾大学講師および土岐謙次・宮城大学教授の作品をも加えて合計27点も同時展示。さまざまな特色を紹介している。
今回は新型コロナウイルスの影響で台湾のアーティストが来日できないことから、作品展示とオンライン講座の形式を組合せ、9月17日に台湾文化センターで予告展をスタート。
10月11日には台日両会場をオンラインで繋ぎ、王淑芳・台湾文化センター長、田中浩也・慶應義塾大学教授と許耿修・工芸センター長が日本と台湾で同時に、伝統工芸技法の楔を打つパフォーマンスで、同展の開幕を宣言した。
台湾の工芸家は、伝統と斬新的な技法を巧みに取り入れ、実用性と美的価値を兼ね備えた優れた作品を創作。一方、日本側は、デジタル製造、3Dプリント、構造乾漆などの製作技術により、実験的な作品を打ち出している。
今回のクラフト展を通して、台日の産官学のリソースがまとまり、双方の研究・開発分野のデザインと創作交流を共同で行うことで、台湾のクラフト産業が地元の芸術文化ネットワークのブランド価値と発展の潜在力の開拓・展開を促すことを目指した。
ハイブリッド・クラフト展-クラフトの新たな未来
- 会期
- 2020年10月10日(土)~10月14日(水)
11:00~17:00 入場無料 - 会場
- AXIS Gallery
- 詳細
- https://www.axisinc.co.jp/building/eventdetail/859