NEWS | ビジネス / 建築
2020.10.13 14:38
世界的なラグジュアリー・グループであるであるケリングは、日本の新本社「ケリングビル」を東京・表参道にオープンした。
2004年に建築家・伊東豊雄によってデザインされた同ビルは、2019年にケリングがリアルエステート・パートナーと共に取得。
ケリングビルでは4フロアをオフィススペースとし、内装を手掛けた建築家のファラ・タライエが快適な空間を演出。
障子や縁側など日本の伝統的家屋の要素を取り入れた空間は、白を基調に和の色を組み合わせた、モダンで柔らかなものとなっており、PVCの使用禁止などケリングの環境への配慮に基づき、天然素材やリサイクル素材も多用している。
「ウーマン・イン・モーション」に代表されるケリングのアートやカルチャー界における女性への支援活動の一環として、オフィス内には女性作家によるアート作品も随所に展示した。
6階には、ケリングおよびグループ・ブランドのためのイベントスペースを設け、「ウーマン・イン・モーション」やサステナビリティ関連の講演やイベントを開催する予定だ。
最上階となる7階の表参道を一望できる美しいテラスには、17世紀に建てられた旧ラエネック病院跡地にあるケリングのパリ本社の美しい庭園にも見られるラベンダーなど、日本およびフランスでも愛される四季折々の植物や花々が植えられている。