NEWS | プロダクト
2020.10.09 15:33
JALが資本参加するアメリカの航空機メーカー Boom Technologyは、超音速航空機の試験機となる「XB-1」を公開した。
Boomが専門家チームを結成して独自に開発したこの「XB-1」は、安全かつ高効率、100%カーボンニュートラルな飛行を目指しており、2021年には初飛行を行う予定だ。
機体については、全長71フィート(約21m)で、高速での高い空力効率を発揮するためにスリムな形状を採用。素材にはカーボンコンポジット材を使うことで、高温や超音速飛行にも耐えられる強度と剛性を備えるという。
両翼は機体に沿うような三角形をしており、離着陸時の低速飛行でも安定性を発揮しつつ、高速でも効率よく飛行できるとしている。また、エンジンはゼネラル・エレクトリックが手がける「J85-15」を3機搭載するそうだ。
今回発表した「XB-1」は試験機だが、本格的な旅客機としては「Overture」というものを開発している。こちらは従来の2倍の速さを実現、東京~シアトル間を4時間30分で結ぶそうで、2025年には初披露される見通しとなっている。